お仕立て工房 和ごころ

大切なお着物のお仕立て、ミニチュア着物の制作、承ります

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お知らせ

色無地の着物をおあつらえ② 染め上がりました(^.^)

無地染め 白生地から
以前お伝えしていました色無地が染め上がりました(^.^) 
白生地をお好みのお色に染めるというものです。
今回は、色喪服での着用も考えてのお色となりますので、主に寒色系での色選びとなりました。

染めに出すときに、色見本を添えるのですが、毎回見本と相違ない色に仕上がってきます。その度に染めの技術の高さに驚かされます。今回見本としてお渡ししたのが、同じ絹の残り布と着物雑誌をカラーコピーした用紙でしたが、どちらも素晴らしい染め上がりでした(^^) 
色比べをした写真を撮り忘れているので、お見せ出来ないのが残念ですが、次回機会がありましたらしっかりと撮っておきますね。

色喪服着用を考えての色選びですが、一つ紋入りですので、フォーマルやお茶席などにもご使用いただけます。
簡単に説明しますと、喪服着用時は、色喪服きものに帯や小物類は黒でまとめてください。お通夜・法事などでの着用となりますが、くれぐれもご葬儀での着用は控えてください。(ご葬儀は黒で統一してください。)
そして、帯や小物類を色物に変えることで準礼装・お茶席などでの着用が出来ますので、とても万能な着物だと思います (^^)
2020年10月09日 15:56

藍染の着物

藍染着物
今回、藍染の着物をお預かりして、やっぱり素敵だなあ~って思います。歳を重ねたらぜひ着てみたい着物ですね (^^)

昔、藍染の着物は色落ちするので、しばらくの間タンスに寝かせておいて色落ちが落ち着いてから着た方がいい、と聞いたことがあります。その時は、「へ~、そうなんだ~。」ってただ聞いていたのですが、今回、着物をお預かりして・・・思い返すと、修行時代によく藍染のお仕立てをしていた時に裁ち台に敷いた布や手が真っ青になっていました。おまけに着ている服までうっすらと青くなっている (^^;)
確かに、色落ちしています。でも、それがどれくらいで落ち着くものなのか・・・少し調べてみると、藍染の着物全てが色落ちするわけではないようです。私は専門ではないので簡単に説明させていただきますね。

染色にはたくさんの工程があります。染める際に必要な<下処理><施し>を行う順序やそれに掛ける<時間><手間暇>がしっかりとされているものは、染め上がり後から全く色落ちしないようです。色落ちも何年もおいていたら大丈夫なのでしょうが、どれくらいでしなくなるかは答えがありません。
落ち着くまで待っていたら、いつ着ること出来るのかわかりません。

藍染の着物を着るとお襦袢が青くなるので困る・・・と、よく聞きます。なので、専用のお襦袢を一枚作っておくのはどうでしょうか。もし青色に染まっても遠慮なく何度でも着ることができます。

10月に入り、すっかり暑さも落ち着き、お着物も気持ちよく着られる季節になりましたね (^^) 
コロナ禍の中ではありますが、一度そでを通してみませんか (^_^)
2020年09月23日 15:38

色無地の着物をおあつらえ

無地染め用 白生地
今回、しばらくぶりに色喪服用の色無地きものをご用意することになりました。
 《色喪服》というのは・・・通常お葬式では五つ紋付き黒の着物を着用しますが、色喪服は、お通夜や法事などで着用する着物です。主に、グレーやブルーなどの寒色系が選ばれます。

お客様からのご依頼で着物をご用意する時は、問屋さんに反物をお借りするのですが、これまでなら、いろんな色の反物を並べて『どの色がいいかな~』 『この地紋が素敵だな~』 『この色が似合いそう!』 なんて言いながら選んでいたものです。
おまけに、五三の桐の一つ紋が最初から入っているものまであり、お得感がたっぷりでした (^^)

でも、着物の流通が少なくなった今は、白生地の反物を数反お借りして、生地の質感だったり気に入った地紋の柄を選んで、あとは自分の染めたい色に染色してもらいます。紋もこの時に紋屋さんに入れてもらいます。
というのが、今の主流で、以前より少々割高にはなってしまいますが、お気に入りの反物に “自分の思う色を染めてもらえる“ ってことが、とても嬉しいですね。

これまで、いろんな反物を扱ってきた私でも、自分の思う色に染めてもらえることは、すごく心がときめいてしまいます (*^-^*)
そうして何度も袖を通したくなる着物になってほしいですね。
今回は、喪服使用する目的で色選びをしましたが、帯を変えれば普段使いもできますのでいろんな場面で着用可能です。

もちろん、今でも 《色無地》 として販売しているものもありますので、お気に入りのお色が見つかれば最高だと思います❕
また、染め上がった色無地についてもご報告させていただきますね (^^)
2020年08月23日 17:49

それにしても・・・『虫干し』って大変ですね。

前回に、「虫干しでリフレッシュ」と書かせていただきましたが、それにしても『虫干し』って大変ですよね。お着物たちにとっては、とても大切な作業なんですが・・・
着物をタンスから取り出し、間に挟んである紙などを抜き取り、たとう紙からも出して、着物ハンガーに掛けて干す。干した後はこの逆の作業をこなしてタンスに片付ける❕

着物を扱っている私でも、自分の着物を『虫干し』するのは・・・「とても邪魔くさいなあ~。」って思いますね (^^;
こんなことを思うのは、私だけでしょうか⁈
いえいえ、きっと、そんな方もいらっしゃると思います。ですので、そんな方のために『虫干し』のお手伝いが出来ればと考えています。まだ準備中ではありますが、お客様のお着物をお預かりして『虫干し』をして、しわなどを取ってからお返しいたします。その他、いろいろなご要望にお応えできればと思いますので、ご意見をお聞かせいただければと思います。

そして、草履やバッグも着物と同様に『虫干し』をしてくださいね。
いざ、着物を着ようと思い、草履・バッグもしまい込んだタンスや押入れの奥から箱を出して開けてみると、カビだったり、鼻緒の部分がボロボロになっていた・・・なんて経験はありませんか?そして、慌てて草履を買いに行ったり、結局着物を諦めて洋服で出掛けることに (>_<)

高いものですし、使用機会も少ないので、大切にしまい過ぎて奥の方へ・・・バッグはオシャレな紙袋だったり、洋装のバッグで代用が出来そうなものですが、草履はそうもいきません。奥へしまい込むよりも、箱に除湿剤を入れて靴箱に保管する方がマシだと思います。最初から劣化することを前提で安い草履を購入するとか・・・とは言っても購入したものは、大切に使いたいですよね (^^)

合皮やエナメル素材などは、湿気や酸化でどんどん劣化が進んでしまい、ボロボロになって修復不可能になります。
そんな事になる前にいろんな専用の収納グッズがありますので、『虫干し』と併せて活用していただければ幸いです (^^)
2020年08月18日 17:29

虫干しでリフレッシュ

虫干し
このコロナ禍の中、外出自粛が続いていますが・・・その時間を利用して、タンスの着物を虫干しリフレッシュしてみてはいかがでしょうか?

今年は雨期が例年よりも長かったために、お着物にもかなりのダメージがあることと思います。
全国的に梅雨明けも近いようですし、カラッと晴れた日にタイミングをみて着物たちをタンスから出してあげてください(^^)
出来れば少し風がある方がいいですね。
『晴れてるのに風がない⁉』っていう時には、扇風機で風を優しく送っても良いかと思います。

一度に何から何までするのは大変なので、着物や襦袢を一枚ずつでもハンガーに掛けて風を通してあげてください。
袷の着物なら裏返して干すのがベストですよ。
小物類もする方が良いのですが、タンスに保存された状態で(ケースに入っていれば蓋は外してください。)、引き出しを開けて風を通すことでも、多少は補えると思います。私は、これを年に数回しています。(^_^)

時期としては、これから11月までの湿度の低いカラッと晴れた日です。ですが、8月・9月はまだまだ湿度の高い日が多く、最適期は、10月・11月ではないでしょうか。
干す時間ですが、半日~丸一日で十分かと思います。くれぐれも三日…四日…とハンガーに吊るしたままにしないようにお願いします。着物によっては表と裏の釣り合いが悪くなることがありますのでご注意ください。

タンスに入れたままにしておくと、カビやシミなどの発生原因になり、いざ着用しようと出した時には遅かった(>_<)っていうこともあります。
大切なお着物です。ぜひ、この機会に虫干ししてみてはいかがでしょうか(^^)
2020年07月29日 12:17

お知らせ

平素より<お仕立て工房 和ごころ>をご利用いただきまして誠にありがとうございます。
 

この度の新型コロナウイルス感染症に罹患された方と、
ご家族・関係者の皆様に謹んでお見舞い申し上げます。

また、医療機関や行政機関の方々など、
感染拡大防止に日々ご尽力されている皆様に深く感謝申し上げます。

新型コロナウイルス感染症の終息を願いつつ、当工房でも感染予防に努めて過ごしております。コロナ禍の中ではございますが、お困りの事があれば何でもご相談ください。

 

2020年05月01日 15:22

リサイクル着物から始めてみませんか(^^)

いつもなら・・・「寒い、寒い!」を連呼している1月なのですが、今年は暖かく、なんだか春の気配をも感じますね(^^)

先日の情報番組で、あるコメンテーターがこんな事を言っていました。

『・・・ 日本人は、中古品に対するハードルが高く、新品を好んで使っていましたが、フリマアプリ市場が拡大したことで、そのハードルが下がった。 ・・・』

着物市場でも同じことが言えますね。
高価な着物がリサイクル・リユース品として、お安く手に入れることが出来ます。リサイクル品とは言え、新品同様や未使用品のお着物もたくさんみられます。
昔の着物が信じられない価格で、リサイクルショップに並んでいるのをみると、悲しくもありワクワク感もあり、とても複雑な心境ですね(^-^;

次の世代で、親から子へ、そして孫へ譲られていくのはもちろんのこと、着用してもらえる方へ譲られていくのは素敵なことですね。
デザインが変わっていく洋服と違って、いつの時代も着物は型が変わりません。それが、着物の強みでもあります。
昔の着物は、上質なものが多く、アンティーク着物は古さや柄模様がとてもおしゃれですよね。

着物を着たいけど高いから・・・と、思われるている方、少し自分のハードルを下げて、リサイクルショップに足を運んでみてはいかがでしょうか?
素敵な出会いがあるかもしれませんよ(^^)
そして、着物でお出掛けしてみて下さい。
背筋が伸びて、気持ちもリフレッシュされると思います。

寸法が合うかどうか・・・重要なところなのですが、気にいったお着物が見つかれば、自分サイズにお直しも出来ます。
(稀にお直し出来ないこともありますので、ご注意ください)

着物が着られない方、お近くであれば、微力ながらお手伝いさせていただきますので、ご相談ください。
2020年01月26日 17:00

着付け教室

半幅帯 帯結び
子供たちが夏休みに入ったとは言え、雨降りのジメジメした毎日が続きますが、梅雨明け宣言までもうしばらくでしょうか。

7月・8月…浴衣の季節がやって来ました。
今月の着付け教室は、浴衣の着付け・帯付けのレッスンをしました。
レッスン前日、一人の生徒さんより、ドラマ『高嶺の花』で石原さとみさんが結んでいた帯がとてもかわいかったので結んでみたい・・・というリクエストがあり、テレビ越しに撮った一枚の写真をもとにレッスン開始・・・こんな感じかな~結んでみました(^^)

気軽に着ることが出来る浴衣ですが、帯結びを変化させることで雰囲気も変わり何度でも楽しめます。
花火大会や保育園の夏祭り・・・浴衣でいっぱいお出掛けしてくださいね(^^)

 
2019年07月23日 16:18

ホームページリニューアルしました

当サイト「お仕立て工房 和ごころ」のホームページがリニューアルオープンいたしました。
着物のお仕立てをご希望の方はお気軽にお問い合わせください。
よろしくお願いいたします
2019年04月22日 09:41