お仕立て工房 和ごころ

大切なお着物のお仕立て、ミニチュア着物の制作、承ります

メインイメージ

和ごころお知らせ ≫ 藍染の着物 ≫

藍染の着物

藍染着物
今回、藍染の着物をお預かりして、やっぱり素敵だなあ~って思います。歳を重ねたらぜひ着てみたい着物ですね (^^)

昔、藍染の着物は色落ちするので、しばらくの間タンスに寝かせておいて色落ちが落ち着いてから着た方がいい、と聞いたことがあります。その時は、「へ~、そうなんだ~。」ってただ聞いていたのですが、今回、着物をお預かりして・・・思い返すと、修行時代によく藍染のお仕立てをしていた時に裁ち台に敷いた布や手が真っ青になっていました。おまけに着ている服までうっすらと青くなっている (^^;)
確かに、色落ちしています。でも、それがどれくらいで落ち着くものなのか・・・少し調べてみると、藍染の着物全てが色落ちするわけではないようです。私は専門ではないので簡単に説明させていただきますね。

染色にはたくさんの工程があります。染める際に必要な<下処理><施し>を行う順序やそれに掛ける<時間><手間暇>がしっかりとされているものは、染め上がり後から全く色落ちしないようです。色落ちも何年もおいていたら大丈夫なのでしょうが、どれくらいでしなくなるかは答えがありません。
落ち着くまで待っていたら、いつ着ること出来るのかわかりません。

藍染の着物を着るとお襦袢が青くなるので困る・・・と、よく聞きます。なので、専用のお襦袢を一枚作っておくのはどうでしょうか。もし青色に染まっても遠慮なく何度でも着ることができます。

10月に入り、すっかり暑さも落ち着き、お着物も気持ちよく着られる季節になりましたね (^^) 
コロナ禍の中ではありますが、一度そでを通してみませんか (^_^)
2020年09月23日 15:38