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着物の❔  黒留袖と色留袖

色留袖仕立て 寿光織
【黒留袖】と【色留袖】は、何が違うの?って、思ったことはありませんか?
簡単に言えば、【黒色】か【黒以外の色】か・・・ということです。


【留袖】とは、本来、振袖に対して袖丈の短い着物のことを指します。

【留袖】と判断される基準
 ➀肩や袖には柄が入っておらず、裾模様のみ 帯より上は柄なしの無地
 ②白二枚重ね(本かさね・本比翼・付比翼)
 ③五つ紋(背・後袖・前胸)

 この3条件が揃えば、黒でも色物でも【留袖】と判断されます。

【留袖】というと・・・
  一般的には『黒留袖』を思うところですが、『色留袖』も上記の三つが成されていれば、『黒留袖』と同等の『ミセスの礼装』となります。
  『色留袖』といっても、黒以外ならどんな色でもいいわけではありません。
  クリーム色系・藤色・緑色系・グレー系などが一般的です。

色留袖が『略礼装』となるのは・・・
  ➀肩や袖には柄が入っておらず、裾模様のみ 帯より上は柄なしの無地
  ②色物の比翼を使用できます
  ③衿比翼(伊達衿)のみでもよい
  ④三つ紋(背・後袖)もしくは、一つ紋(背)

以上が、【黒留袖】と【色留袖】を着物として判断する基準となりますが、着用して行く場所によって、帯や襦袢・小物が変わってきますので、ご注意ください。








 
2021年09月01日 16:38