お仕立て工房 和ごころ

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夏に振袖を着ることに・・・

お友達から電話があり、「7月に娘が振袖を着ることになったんだけど、暑いよね⁈ 夏用の襦袢があるみたいなんだけど・・・何もわからないから、どうすればいい?」って内容でした。久しぶりだったので、世間話で脱線したりして、楽しい時間でした。 (^_^) 

本題に入りますね。
振袖の襦袢が、今、どの様な仕立てになっているのかを調べてもらいました。
「前の身頃には何も付いてなくて、後ろに腰くらいから(胴裏が)付いている・・・」ということなので、【居敷当て付きの無双袖長襦袢】と判断しました。

それで、必要であれば「夏用の襦袢を作ってほしい」ということでした。 その場合、【絽】【単衣】の仕立てになるのですが、振袖の着物が【袷】なので、着物と襦袢の釣り合いが悪いですし、着るのも今回だけの様でしたので、新しく襦袢を作ることは勧めませんでした。

後、考えられるのは、襦袢の後ろ身頃に付いている胴裏を取ることですが、この【居敷当て付き】は、年中通して着られるように【単衣】と【袷】の中間的な役割で仕立てられているものなので、今回限りの着用でお直しするのも考えてしまいます・・・室内で過ごすという事だったので・・・空調も効いているだろうし、炎天下で着用するわけではないので大丈夫だと思う。私なら、このままかな~。って、話しました。 (^.^) 

後、もう一つ出来ることは、肌襦袢(下着)を夏用の軽いもの、接触冷感などがあるので、肌襦袢で涼しくすることをお勧めしました (^^)
 
2021年06月23日 15:09